2021AWEssence

2021/09/10

【秋ブラウス】ニットの前に、ニットの時季に

お久しぶりです、小林 文です。『the essence 〜エディター小林文BEIGE,の奥深きシンプル』というタイトルでこのコラムを書き始めたのは2018年秋。なんと、2021AWで4年目、シーズンでいうと7シーズン目に突入しました。「いつも読んでいますよ」「あれを読んでお店へ行きました」など、うれしい声を励みにここまで来られました。本当にありがとうございます。今季もまずは自分自身が楽しく! 書いて参ります。よろしくお願いします。

…とはいうものの、今日初めてご覧になった方もいらっしゃるはず。なので、少しだけコラムの説明を。

このコラムは、2017年の年始、リバー仕立てのロングコートを購入して以来、すっかりBEIGE,ファンになった私が、エディター目線とファン目線の両軸でシーズンの新作について綴っているコラムです。

特徴としては、冒頭の話が長いこと(笑)。幼いころの思い出、最近観たエンタメで感じたこと…いろいろなことが“ファッション”にも繋がっていたりして、それらをひっくるめながら服を紹介している。だから、冒頭が長め、なのです。

昔から料理本を読むのが好きなのですが、その選びにも似ているところがあって。いわゆる“レシピ本”ではなく、その料理家さんのどうしても買いこんでしまう食材の話や家族との会話など、人柄が散りばめられたエピソードトーク多めの料理本に惹かれるのです。

服はサイズや素材、シルエットがわかればネットでポチッと買えるし、料理だって材料や容量を読めば作ることはできる。けれど、“スペック”だけじゃないプラスアルファの話を知ると、服を買う・料理を作るまでのワクワクは倍増するし、自分なりのアレンジも加えてみたくなる。

だから、私も「へ〜、BEIGE,の服、なんかいいかも」と思ってもらうきっかけになるように、引き続き冒頭長めで書いていこう、と自己肯定しています。
…さて。ここからが本筋です(笑)。

一発目として紹介するのは、秋ブラウス。

BEIGE,は基本、シャープなデザインが多いブランドですが、実はブラウスに関してはフリルやギャザーといった甘いデザインも得意。取ってつけたような感じならない、大人の顔周りをちょっとだけ華やかにしてくれるバランス感覚が素晴らしくて、私自身、毎年1着は買い足しているほど。

トップ画像として載せている3枚の新作ブラウス。

襟に細いプリーツを施したもの(左)、たっぷりのフリルを落ち感のある素材で表現したもの(中)、肩や袖にギャザーを寄せ、くるみボタンでアクセントをつけたもの(右)。袖口にもそれぞれのデザインに合わせてメリハリをきかせています。

まだ夏の暑さが残る秋のはじめは一枚で、少し冬に近づいたらニットを重ねて。留めるボタンの個数でもまた見え方が変わる。かなり便利なアイテムです。
こちらも私のオススメ。

上3枚に比べると、フリルやギャザーなど“甘い”デザインはナシ。首元はクルーネックで、究極のシンプルです。でも、裾に前後差がついていたり、長めのカフス袖だったり、実は一枚で着映えするブラウス。さらりと落ちる素材ながら、細いストライプのように走る織りのおかげで、デコラティブなディテールがなくても、心もとなさは皆無。
この秋冬は深いVニットがトレンドの予感だから、こんなレイヤードも新鮮です。
まだ季節の入り口に立ったばかり。ファッションの仕事をしている私ですが、まだまだ頭は追いついていません。ゆっくり少しずつ、隔週金曜更新のこのコラムにて紹介していきます。夜ふかしする金曜の夜、週末の昼間のごろごろタイム、休日出勤の気晴らし…皆さんのタイミングで読んでいただければ、うれしいです。

 

ブラウス(左)/¥28,600(税込)
ブラウス(中)/¥27,500(税込)
ブラウス(右)/¥28,600(税込)
ブラウス/¥23,100(税込)
ニット/¥24,200(税込)
パンツ/¥24,200(税込)

 

 

【profile】
1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして小学館『Oggi』、講談社『mi-mollet』などで活躍中。またアパレルブランドや百貨店との商品開発、トークイベント、コラム執筆も担当。Instagram@kobayashi_bunでは日々リアルなコーディネートを更新中。noteではエッセイも。