2020AWEssence

2020/08/21

【レザーパンツ】「今日何着よう」と迷ったら・・・vol.2

皆さんは、毎朝コーディネートを考えるとき、"ついつい手が伸びてしまうアイテム"はありますか?

私の場合、今の季節でいうと(特に在宅ワークの日は)やっぱりワンピースです。体のどこにもまとわりつかない、スポンとかぶって終わり!のマキシ丈ワンピース。これを書いている今も、着ています。

まだまだ暑い日が続きそうだけれど、秋冬の"ついつい手が伸びてしまうアイテム"は黒のスキニーデニム。

私のSNSをご覧いただいている方はお気づきかもしれませんが、秋冬は本当にそればっかり(笑)。秋、シャツの日も、冬、ざっくりニットの日も。夏のワンピースに"涼しさ"を求めているとしたら、秋冬の黒スキニーには、何を期待して選んでいるか。

それは"引き締め効果"です。

夏と違って肌見せをしない秋冬は、布で全身が覆われてズドーンと重たく見える。だから、あえてスキニーで脚のラインを見せ、黒で膨張を防ぐ。これで首の詰まったシャツも、もこもこのニットも、ロングコートもすっきり見せてくれるわけです。

この秋冬ももちろんお世話になるとは思いますが、同じ理屈で頼れる、別のパートナーも探していたところ、見つけました!

それが、レザーパンツです。

数年前からレザーパンツはいろいろなブランドから出ていて、気にはなっていました。ただ、どうも「上級者っぽいのでは?」とか、「かっこよくなりすぎない?」とか尻込みして、個人的には保留案件でした。

が、今季は保留から"パートナー候補"に昇格(笑)。まず、真ん中のキャメルベージュの細身パンツ。スキニーデニムの素材違いのようなパンツなので、ヒップが隠れるシャツやニットの日、かなり便利! タテにもヨコにもストレッチが効いていて動きやすいし、やや厚手だから、短めのトップスを着たとしても下着のラインがくっきり見えてしまう・・・なんてこともなし!

そして、裾は足首に沿いすぎていない。これ、私にとって、スキニーパンツの選びでは絶対条件なのですが、足首に少しゆとりがある方が、ふくらはぎの形があらわになりすぎず、すっきり見えて脚もスラッと長く見える気がします。

右のドロストパンツと左のショートパンツは生地が同じ。このシリーズは、真ん中の細身パンツとはまた異なり、少し薄手で控えめなツヤがあるのが特徴です。ややゆとりのあるシルエットだから、ハイゲージのニットをインしたコーディネートもよさそう。あと、ヒップには大きなスクエアポケットがあり、これまたキリリと"引き締め効果"が狙えます!

そして、この3本すべて、"フェイク"レザー。あえて最後に書こうと、とっておきました。フェイクを連呼するとなんだか読みづらいし、フェイクと思えないほど、リッチ! だから。 "リアル"に引けを取りません。それと、全部自宅で手洗い可なのもうれしいポイントです。

あらたなパートナー候補を見つけた私。

今季、スキニーデニム率が下がる、かもしれません。

右から
パンツ¥29,000(税別)
パンツ¥18,000(税別)
パンツ¥27,000(税別)

【profile】
1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして小学館『Oggi』、講談社『mi-mollet』などで活躍中。またアパレルブランドや百貨店との商品開発、トークイベント、コラム執筆も担当。Instagram@kobayashi_bunでは日々リアルなコーディネートを更新中。noteではエッセイも。