2018AWEssence

2018/09/12

【ワイドパンツ】パンツで、チャーミング!vol.6

先週末の大坂なおみ選手の全米オープン優勝、本当に素晴らしかったですね! 私はふだん寝る間を惜しんでスポーツ観戦しているタイプではないので、あの試合についてあーだこーだ語るつもりはまったくないのですが、大坂選手の人柄がとってもチャーミングで、もう…虜です! というのも、最近気がついたのですが私、「チャーミング」な人がとっても好きみたい!

このコラムのvol.1でも少し書いたのですが、BEIGE,のデザイナー宮下厚子さんもこの「チャーミング」という言葉がピタッとハマります。美しく整えられたベリーショートヘアにカリッと引き締まった体型。初めてお会いしたとき、Tシャツにコットンのパンツというとてもシンプルな装いでした。無駄がないからこそ、逃げも隠れもしようとしていない、とっても潔い雰囲気。こう書くと、肩で風を切って歩いているような近寄りがたい人を想像してしまうかもしれませんね(笑)。でも安心してください、まったくそんな女性ではないです。BEIGE,のアイテムひとつひとつについて、コンセプトや素材、工場とのやりとりまで…正直な言葉でわかりやすく、ときにユーモアを交えて教えてくださる宮下さん。その横顔を拝見するたびに、「ああ、なんてチャーミング!」と思ってしまうんです。

そんなデザインの長を務める宮下さんらしさが詰まったBEIGE,のアイテムの中でも、【WOOLER】のワイドパンツは特に「らしさ」が凝縮されています。生地はメゾンブランドでも使用されているイタリア製のウール。ウールと言っても、ぬくぬくしたものではなくシャリ感があって、きれいめなチノパンのよう。一見無骨でメンズっぽいワイドシルエットも、腰からヒップにかけてのラインはすっきり。小柄な私が着てみても少年っぽくならず、とてもしなやかで女っぽい。素材もシルエットもデザイナーとしてこだわり抜いているけれど、決して私たち消費者を置いてけぼりにしていないこのパンツに、宮下さんらしさを感じます。

「チャーミング」な人に共通していることは、「一生懸命」ということ。でも、周りを寄せ付けない「一生懸命」とは異なる、周りに対して余裕のある、自分に正直な「一生懸命」。そんな「チャーミング」について考えさせてくれた、週末とパンツでした(笑)。

腰まわりやポケットには、太いベージュの糸を使ったステッチが。デコラティブではまったくないのに、アクセントとして効いています!

パンツ/各¥33,000


【profile】
1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして小学館『Oggi』、講談社『mi-mollet』などで活躍中。またアパレルブランドや百貨店との商品開発、トークイベント、コラム執筆も担当。Instagram@kobayashi_bunでは日々リアルなコーディネートを更新中。noteではエッセイも。