2020SSEssence

2020/05/01

【セットアップ】若葉に似た清々しさを求めてvol.10

もこもこのピンクの桜の木も好きですが、ぜーんぶ散って若葉の茂った姿のほうが、ひょっとしたら好きかもしれません。

だって美味しそうだから(笑)。

桜の木以外もそう。ツツジの木も、ショッキングピンクの花より、新芽のほうに目が行きます。近所の公園を散歩しているときも「あ、この葉っぱ美味しそう・・・」としゃがんで雑草をニコニコ眺めているものだから、周りからはちょっと様子がおかしく見えているかも・・・。

「美味しそう」と思うのには理由があります。
それは、名古屋の実家でGWのこの時期、よく葉っぱを食べていたから。


庭にある3本の柿の木。5月になると若葉が出始めます。まだ濃いグリーンではなく、淡くて、鮮やかで、蛍光のマーカーペンのあの色みたいなグリーン。やわらかくて、水分量が多くてしっとりした感触。子供のころ、GWのお昼時は、台所に立つ母から「柿の葉っぱを摘んで来て~」と竹のざるを渡され、庭へむかうのがお決まりでした。

500円玉より少し大きいくらいの若葉だけを摘んで、洗って、母が衣をつけて揚げて。そうめんと柿の葉の天ぷらが食卓にのぼるのが、小林家のGWのお昼。ちょっとした苦味はありますが、さほどクセはなく、塩で食べるのが子供ながらに「乙よね」と思っていました。

あ、今回も思い出話が長くなりました。

とにかく、私の「若葉好き」は、その"清々しさ"に圧倒的な魅力を感じるから。1年の中盤に差し掛かる5月って、この"清々しさ"という養分が必要だと思うんです。そして、そんな若葉に似たパワーを放つセットアップを、BEIGE,で見つけました。

【ORTUM】シリーズのミラノリブセットアップ。

ファスナーもボタンもなく、デコルテのV開きが潔いポロニットと、裾のスリットに抜け感のあるワイドパンツ。ポロニットのセットアップと言えどスポーティに偏りすぎないのは、表面がフラットなミラノリブだからこそ。けれどブラウス地よりも厚みはあるから、程よくドレッシィにも見えるんです。

で、このまっさらな白! 重複しますが、ボタンもファスナーもなし。装飾が一切ない白はここまで清々しいのか! と感動するほどです。

若葉のように清くて、軽やかで、生命力がわいてくる、そんなセットアップ。

実家帰省も叶わず、気持ちにメリハリがつけにくい今年のGW。
こんな元気の出るコーディネートを提案したい気分です!


襟を少しだけ立てて。まろやかなベージュのエコレザーテープがアクセントになっています。

ポロニット/¥27,000(税別)
パンツ/¥34,000(税別)


【profile】
1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして小学館『Oggi』、講談社『mi-mollet』などで活躍中。またアパレルブランドや百貨店との商品開発、トークイベント、コラム執筆も担当。Instagram@kobayashi_bunでは日々リアルなコーディネートを更新中。noteではエッセイも。