2019SSEssence

2019/02/15

【ジャケット&ショートパンツ】今再びの…ショーパンvol.5

いきなりですが…わたくし、現在33歳。同世代のかたは「わかるー!」と共感いただけるかもしれないのですが、大学1〜2年生くらいのとき、L.A.カジュアルが全盛期でした。パリス・ヒルトンやニコール・リッチーなどのハリウッドセレブが人気で、女性誌では彼女たちのファッションを解説したり、ワイドショーでは、ケンカしたとかしていないとか…そういうゴシップが頻繁に取り上げられていました。ああ、懐かしい!

そのL.A.カジュアル全盛期で流行っていたもののひとつに、「ショートパンツ」があります。身長的にも、パリスよりニコール派だった私。彼女のショートパンツ姿を見て、真似したこともありました。当時はショートパンツというよりも、ホットパンツというか、太ももの見える面積が大きいタイプがトレンドで。夏はそれにタンクトップという、今思うとかなりカジュアルな出で立ちで大学の講義を受けていたものです(笑)。

そんな私が「大人っぽく見られたい」時期へ移行したのは、東京で社会人生活をスタートさせたころ。徐々にショートパンツを履く頻度も減り、ついに26歳を過ぎたあたりで、完全に別れを告げました。大好きだったはずのショートパンツが、だんだん自分のなりたい女性像とは違うものに見えてきたんです。

…が! 今回運命の再会を果たしました。すっかり大人になった、「33歳の私」が履けるショートパンツに出合ったのです。むしろ、この【BECCA】シリーズは大人限定とうたってもいいくらい。だって、再会と言っても「あのころ」のものとは別物だから。太ももがしっかり隠れる長めで、タックが入っているため脚のラインを拾わない。キュロットに近いシルエットと言えるでしょう。そして、大学時代に履いていたものと大きく異なるのは、ウエスト位置! デニムもそうですが、ひと昔前と違って、今はハイウエストがトレンド。このショートパンツもハイウエストかつ太めの共布ベルトが付いていて、目線が上に行き、脚長効果も期待できます。

あと、同シリーズにはジャケットもあり、セットアップで合わせるのも素敵。どちらも、リネン+シルクのサマーツイードのようなオリジナル生地で、春の繊細な空気感に本当によく似合います。

カジュアル一辺倒でこんな着こなしを想像できなかった大学時代。「大人っぽく見られたい」と思っていた20代後半。そんないろんな環境や心境の変化を経て、30代になった今。気負わず、自由に、再び、ショートパンツを楽しめそうです!上/ジャケットはパールボタンがポイント。留めると写真のように両穴からパールがのぞく。これだけで華があるので、潔くノーアクセにしても良し。
下/BEIGE,のジャケットやコートを語る際、はずせないのが「裏地」。脱いだとき、こんなに豊かな気持ちにさせてくれるブランドが他にあるでしょうか(笑)? このジャケットの場合は綿オーガンジーを使っていて、その透け感が春らしさをそっと盛り上げます。

ジャケット/¥47,000(税別)
ショートパンツ/¥31,000(税別)

【profile】
1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして小学館『Oggi』、講談社『mi-mollet』などで活躍中。またアパレルブランドや百貨店との商品開発、トークイベント、コラム執筆も担当。Instagram@kobayashi_bunでは日々リアルなコーディネートを更新中。noteではエッセイも。