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エディター小林 文「BEIGE,の奥深きシンプル」

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【ダウンコート】 【ダウンコート】

2018.11.14 Vol.15

【ダウンコート】
ダウンを制する者は年末年始を制する!

「ダウンを制する者は年末年始を制する!」…我ながら大げさなタイトル(笑)。が、実体験から深くそう思っています。と言うのも昨年苦い思いをしたから。昨秋に結婚し、初めて夫の実家で年を越しました。東京を発つ数日前、「さて何を着て行こう…」とクローゼットの前で座り込み、かなりの時間うなり続けていたっけ。

夫の故郷は青森県八戸市。結婚前、何度か訪れたことはあったものの、それは春や秋で真冬は初! 夫には「八戸駅に降りた瞬間、空気がキーンとしている」だの「体の芯から本当に冷える」だの脅され、かなりびびっていた私。

ウールのロングコートに薄手ダウンを仕込んだらいけるかな? いやそれは東京での早朝ロケでギリギリだ。今から厚手のダウン買いに行ったほうがいいかな? でも年が明けたらセールだしな、……どうしよう。。。極限まで焦った私は、夫のクローゼットをごそごそ。ありました! 着ていない厚手のダウンが! アウトドアブランドのもので超厚手。着てみたらめちゃくちゃ暖かい! これだ!

結局、昨年の年末年始は八戸も暖冬だったよう。北国初心者にとてもやさしく、安心して新鮮な魚介類や日本酒を堪能しました。が、後日写真を見てびっくり。メンズもののダウンにざっくりニット、スキニーデニムにダウンと同じアウトドアブランドのショートブーツ。うーん、どこからどう見てもスノボへ行こうとしている人(笑)。夫の友達との忘年会も、お義母さんと一緒に行く買い出しも、親戚へのご挨拶も、全部スノーボーダー風(笑)。もちろん、空気の読めていない軽装はNGですが、あまりにも気のきかない妻…。

さて今年はどうするか…と悩んでいるところに出合ったのが、【FARNEL】シリーズのダウン。一見ダウンに見えない最大の理由は、表も裏もステッチレスだから。でもしっかり詰まっていて、ふかふかあったか。中が特殊な構造になっていて、ダウンが下に溜まったり、寄ったり、そんなこともなく均等。ついに特許まで取得(!)した逸品なのです。上半分はポリエステル、下半分はウールというハーフ&ハーフも都会的だし、ダブルボタンのデザインも脱スポーティ!

市場でおいしい魚や貝を買って、屋台でちびちび飲んで、スナックで歌い明かして…ああ、楽しみ! 今年の年末年始はこのコートとともに北上します!

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上/そでを折り返すとウール部分がのぞきます。私は少し折って、中に着たニットのそで口を見せたりグローブを見せたり…小さい分量のレイヤード感を楽しみます。
下/襟裏も同じくウール。男性の着方を真似て襟を立てるのも、やってみたいなぁ。
 
 
 
 
 
【profile】
 
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小林 文(こばやし あや):1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとしてOggiなどで活躍中。Instagram@kobayashi_bunでは、日々リアルなコーディネートを更新中。