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Vol.9【アウター】BEIGE,ファンになったきっかけをお話しします。 Vol.9【アウター】BEIGE,ファンになったきっかけをお話しします。

エディター小林 文「BEIGE,の奥深きシンプル」
2018.10.03
Vol.9【アウター】BEIGE,ファンになったきっかけをお話しします。

コートというものが大の苦手でして。特に「冬」が嫌いなわけではなく、「コート」があまり好きじゃないんです。でも人並みに寒がりなもので、11月末から3月の頭くらいまで、コートにがっつり頼っています…。では、どうやってこの長い冬の間、コートとの関係に折り合いをつけているか。方法は簡単。「私を幸せにしてくれるコートを選ぶ」、これを徹底しています。自分が幸せを感じられないような、テキトーな相手とは付き合いません!
 
なんだか乙女チックな表現になってしまいました(笑)。でも大げさではなく、本心です。コート嫌いな理由は、「中に何を着ても同じになってしまうから」。せっかくお気に入りのニットやヴィンテージのワンピースを着ても、結局コートの下に隠れてしまう。「だったら、いっそ、コートを主役にして冬を楽しむしかない、それが私を幸せにしてくれるコートだわ!」と気がついたのです。
 
で、2017年1月、出合ったのがBEIGE,のコートでした。年末年始で地元名古屋に帰省し、例年どおり、初売りへ繰り出したときのこと。名古屋松坂屋のBEIGE,を訪れました。正直に白状すると、それまではOggiの撮影で何度も使用していたものの、ショップには行ったことがありませんでした。でも何度も撮影で見て触れていましたから、上品な色出しであること、丁寧な縫製であることなど、ブランドへの知識はありました。この日、なんだか呼ばれているような気がして、ショップへ。やっぱり呼ばれていました。それは、トープの色味が美しいフード付きコート。試着した結果、自分で言うのもアレですが、とっても似合ったもので(笑)、即決。そのコートこそが、BEIGE,ファンになったきっかけなのです。
 
それとよく似たコートが今季の新作【CORTON】のロングコートです。裏地なしのリバー仕立てで、職人さんがすべての裁ち端や縫いしろを手作業でひとつひとつ丁寧に仕上げているそう。そのおかげで、たっぷりとしたロング丈なのに軽やか。無駄がないので、着ていてゴロゴロしないんです。しかもカシミアも少し入っていて、優しい風合い。フード付きのコートというと、どうしてもカジュアルな、またはボーイッシュなイメージを連想してしまうのですが、BEIGE,はそんなイメージをバサッときれいに裏切ってくれます。もちろん前を開けて着てもいいのですが、私のオススメはボタンを全部留める着方。首周りに妙な緩みがなく暖かいし、フードが肩の内側にコンパクトにまとまり、後ろ姿が最高にエレガントなのです! 
 
あと、特筆すべきはやはり、カラー。この赤みのないトープ。ニュアンスカラーが得意なBEIGE,ならでは。他ではなかなかここまでリッチな色は見つかりません。で、今季はさらにすごい! そでとウエストにはボリューミィな共布ロープ付き。きっちりリボンのように結ばず、私ならトップの写真のようにゆるっと垂らして着たい。
 
ああ、こんなコートが私を包んでくれるなら、多少寒波が長引いても文句は言いませんよ。というわけで…すっかり、コート好きに移行しつつあります(笑)。
 
 
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上/形違いでジャケットもあります。大きな胸ポケットがどことなくメンズライク&カジュアルな雰囲気。でもこの素材感のおかげで上品! 巷で流行りのオーバーサイズなGジャン、私には似合わなくて…というかた、Gジャン感覚で着られて、Gジャンよりきれいめなこちらならイケるかも! です。
下/ラグランスリーブというのがミソ。美しいのに肩の力は入っていない…そんな女性になれちゃいます(笑)。
 
 
 
 
【profile】
 
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小林 文(こばやし あや):1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとしてOggiなどで活躍中。Instagram@kobayashi_bunでは、日々リアルなコーディネートを更新中。