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エディター小林 文「BEIGE,の奥深きシンプル」

エディター小林 文「BEIGE,の奥深きシンプル」

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【タートルニット】 【タートルニット】

2018.09.19 Vol.7

【タートルニット】
「映える」ニットを見つけました!

「映える」って言葉、昨年から本当によく耳にしますよね。かく言う私も原稿を書く際、たびたび使います。特に「一枚で着映えする」と言うと伝わりやすいし、その服のお得感がぐっとアップする。ついつい使いがちです。華やかなディテールのあるワンピースだったり、ビビッドカラーのシャツだったり、肌の露出が大胆なニットだったり。それらに「一枚で着映えする」と説明を沿えると、ほら、わかりやすい(笑)。
 
今回の【KEITH】シリーズのニット、どう紹介したらわかりやすいかしら、現物をまだ見たり触ったりしていないかたにも想像してもらえるような言葉はなにかしら…と考えていました。で、あえて言わせてください。こちら、「一枚で着映えるニットです!」と。
 
でも上の3点並んだ置き画を見る限り、「一枚で着映えする」感じのオーラ(?)、出ていないですよね。私が冒頭で書いた、従来の「一枚で着映えする」という表現の一般的な使い方だと該当しないことになってしまう、シンプルなニットだからです。
 
デコラティブなデザイン性があるわけでもなく、ビビッドなカラーでもなく、大胆な肌の露出もない。シンプルで上品な配色のタートルネックニットです。でも、シンプルで上品な中にも「一枚で着映えする」要素が意外にもたっぷり! まずデザインとしては、タートル部分とそで口、すそは細—いリブ仕様なものの、ほかはリブなし。肌にピタピタに沿わないから、丸みを帯びてきた大人にはちょうどいい具合。続いて、カラーはバイカラーと言えど、ベーシックなネイビーやグレーカーキ、甘さのないスモーキーなきれい色なので、驚く必要はなし。そしてもちろんタートルニットですから、首も腕もデコルテも露出はない。けれど、少しだけスリットが入っているそで口やすその両サイドにまんまと視線を送ってしまう…。そう、狙っていない感じなのに、「それどこの?」と質問される頻度の高いニットなのです。
 
実は他では見たことがないのに、「一張羅を着て参りました!」感がないことが、大人の女性が本当に着るべき、真実の「映える」ニットだと思うのです。
 
ボトムスは何を合わせるか。前後どちらかの色を拾ってパンツやスカートを選べばきれいめにすっきりまとまるし、デニムでも素敵! ほらやっぱり、「一枚で着映えする」ニットです!
 
 
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左/首元の後ろに、同色で小さなループが。これ、BEIGE,のアイコン的ディテールだそう。リボンなど、そういうわかりやすーいアクセントではないこのくらいの感じもまた、大人!
右/よく見ると濃淡のある杢カーキ。肌色との馴染みもいいんです。        
 
 
 
 
 
【profile】
 
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小林 文(こばやし あや):1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとしてOggiなどで活躍中。Instagram@kobayashi_bunでは、日々リアルなコーディネートを更新中。